ドライアイ

中等度のマイボーム腺機能不全、Demodex眼瞼炎

Saint-Étienne, France

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Dr Marie-Caroline Trone

Saint-Étienne University Hospital(フランス)の眼科医

MGDの原因となるDemodex眼瞼炎のある男性患者さんのドライアイ症候群(DES)の診断と治療。臨床検査および生体共焦点顕微鏡検査によって詳細な診断を実施しました。この患者さんには、C.STIM®高強度パルス光治療と眼瞼ケアを開始しました。3ヵ月後、機能的徴候とマイバムの質に著しい改善が認められ、スリーブ状のDemodexはほとんど確認されませんでした。

既往歴:

Mr J.(57歳、教師)は、数ヵ月前から持続する消耗性のドライアイ症候群を訴えて受診しました。処方された対症療法ではほとんど緩和せず、刺痛、痒みおよび羞明を呈していました。その症状は主に朝に発現し、まばたきすると視界がぼやけることがありました。

#1

臨床検査

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問診により、ドライアイの危険因子である右眼角膜移植の既往歴が明らかになりました。

OSDI質問票を用いたところ、スコアは35.4でした。

患者さんは、人工涙液と眼瞼ケア(マッサージ)から成る対症療法を良好に遵守していました。

ティーツリーオイルワイプを用いた自由縁の洗浄には耐えられず、眼瞼の炎症反応のため、数日後にこの治療を中止しました。

眼科検査の結果は以下のとおりでした:

細隙灯検査により、軽度から中等度のマイボーム腺機能不全(MGD)とDemodex眼瞼炎が認められました。まばたきが不完全で、睫毛の周囲に痂皮とともにスリーブがみられました。右眼の涙液層破壊時間(BUT)は5秒、左眼は4秒であり、涙液層が著しく不安定でした。

#2

生体共焦点顕微鏡検査(Vivascope 3000)

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Demodex眼瞼炎の生体共焦点顕微鏡検査(Vivascope 3000)では、Demodex folliculorumに相当する細長い平行体で満たされた睫毛の漏斗部で反射が認められました。

 

このため、マイボーム腺機能不全(MGD)を伴う蒸発亢進型ドライアイ症候群およびDemodex眼瞼炎と診断しました。

#3

C.STIM® IPL治療プロトコール

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最初に処方した対症療法を継続しました。さらに、C.STIM®によるIPL治療を開始しました。

治療プロトコールは、D0、D15およびD45の3回のセッションから成るものとしました。

フルエンスを8 J/cm2とし、各セッションで各眼窩下部周囲にIPLを4ショット照射しました。

各セッション後に、結果を最善のものとするために、鉗子を用いて手動でマイバムを圧出しました。このプロセスは、C.STIM® IPL治療で発生する熱によって容易になります。

#4

3ヵ月後の結果

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IPLセッションから3ヵ月後、機能的徴候の改善が認められました。臨床検査でも、マイバムの質の改善がみられ、スリーブ状のDemodexはほとんど確認されませんでした。

以上をまとめると、IPL治療は、対症療法(特にティーツリーオイルワイプを用いた自由縁の洗浄)と併用しても、その代替法として用いても、Demodex眼瞼炎に対して効果的です。


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#5

Demodexに焦点を合わせる

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Demodexは、症候性および無症候性のマイボーム腺機能不全(MGD)/眼瞼炎の原因です。その存在は睫毛根部の周囲のスリーブによって示されます。

Demodexは生体共焦点顕微鏡検査によって確認できることがあります。

最終的な診断を確定するために、睫毛の寄生虫学的検査を実施することができます。