ドライアイ

IPL再治療および鉗子を用いた手動によるマイバム圧出

Saint-Étienne, France

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Dr Marie-Caroline Trone

Saint-Étienne University Hospital(フランス)の眼科医

コンピュータの長期使用により増悪した蒸発亢進型ドライアイ症候群(DES)および中等度のマイボーム腺機能不全(MGD)を呈する男性患者さんの診断と治療。臨床検査およびLacryDiag®による検査によって詳細な診断を実施しました。この患者さんは1年前にIPL治療を受けたのち、C.STIM® IPLによる再治療を受けました。3ヵ月後、患者さんの日常的な不快感は消失しており、MGDが改善されて、マイバムの質と圧出が改善しました。

既往歴:

Mr P.(29歳、公証人)は、眼瞼ケアや人工涙液などの対症療法を長期にわたって受けていました。 1年前にIPL治療を受けており、機能検査の結果は良好でした。 対症療法を実施していたものの、症状が再燃したため再診しました。朝の起床時と一日の終わりに両眼が赤く、刺痛がありました。視力は変動しており、特にコンピュータで長時間作業する際に顕著でした。

#1

臨床検査

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問診では、最近のドライアイ症候群の危険因子は認められませんでした。

OSDI質問票を用いたところ、スコアは25でした。

眼科検査の結果は以下のとおりでした:

細隙灯検査では、中等度のマイボーム腺機能不全(MGD)が認められ、マイボーム腺がいくつか閉塞していました。マイバムは厚く、少数の沈着物がみられ、涙液は泡沫状でした。

マイボグラフィーを施行したところ、マイボーム腺がわずかに拡張しており、萎縮したマイボーム腺もいくつか認められました。

この検査によって、蒸発亢進型ドライアイ症候群(DES)の原因である中等度のマイボーム腺機能不全(MGD)が再燃し、悪化していることがわかりました。

#2

初期治療

以下の対症療法を継続することとしました。

  • 防腐剤無添加の人工涙液を1日複数回点眼 
  • 眼瞼ケア(眼瞼を温めてマッサージ)
  • まばたき運動

患者さんに、ドライアイを増悪させるおそれのある環境因子に注意するように念を押し、空調、室内の過度の暖房、加湿器のほか、受動喫煙を避けるように伝えました。

3セッションのIPL再治療を処方しました。

#3

C.STIM® IPL治療プロトコール

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治療プロトコールは、D0、D15およびD45の3回のセッションから成るものとしました。

フルエンスを8 J/cm2とし、各セッションで各側4ショットを照射しました。治療時は、患者さんも医師も保護ゴーグルを着用しました。

各セッションの最後に、結果を最善のものとするために、鉗子を用いてマイバムを圧出しました。C.STIM® IPL治療で発生する熱によって、手でマイバムを圧出するのが容易になります。

#4

3ヵ月後の結果

患者さんは機能的徴候の改善を示し、日常的に不快感を呈すことはなくなりました。

臨床検査でも、マイボーム腺機能不全(MGD)の改善が認められ、マイバムの圧出と質が改善しました。

1年後の予約を取り、必要に応じてIPL再治療を施行するものとしました。

以上をまとめると、IPL治療は、マイボーム腺機能不全(MGD)の臨床経過に応じて、たとえば1年ごとに繰り返すことができます。

各IPLセッション後に鉗子を用いて手動によりマイバムを圧出すると、治療効果が最善のものとなります。

#5

鉗子を用いた手動によるマイボーム腺圧出に重点を置く

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各IPLセッションの最後に、鉗子を用いて手動によりマイボーム腺圧出を行う必要があります。

局所麻酔下(オキシブプロカインまたはテトラカイン1滴)でスリットランプを使用し、専用の鉗子で下眼瞼の自由縁を軽く押して圧出します。

IPL治療で発生する熱によって、各マイボーム腺からマイバムを圧出するのが容易になります。

マイバム圧出の目標は、IPL治療の結果を最善のものとすることです。