網膜

Subliminal®レーザー療法によるCCSC治療

Tarragona, Spain

Dr Alejandro Filloy

Hospital Universitari Joan XXIII de Tarragona‐眼科

これは、右眼に慢性中心性漿液性脈絡網膜症(CCSC)の既往歴がある男性患者さんの治療です。この患者さんには、Easyret®を用いたSubLiminal®レーザー治療が開始されました。12ヵ月後に、有意な改善が認められています。

既往歴:

症例は右眼にCCSCの既往があり、何年も前にPDT治療を受けた49歳の患者さん。視力が20/50で、症状の再発を訴えて受診しています。

#1

SubLiminal®レーザー療法

<p>SubLiminal®レーザー療法</p>

この患者さんは、300 mW(850で漸増)、160 μmで1090スポットを照射し、黄斑部のほとんどを網羅して中心窩部を温存するSubliminal®による治療を受けています。6週間後の視力は20/30で、漿液性網膜下液(SRF)は全面的に消失し、自発蛍光検査で視認できる反応はありません。

 

治療から12週間後のフォローアップ来院:視力20/25。

 

治療から12ヵ月後の最終フォローアップ来院:網膜外側の修復が進み、視力20/22。

 

SubLiminal®レーザー治療は、PDTを利用できない状況で、このCSCC[*1] 再発を治療するのに十分に効果的でした。

 

 [*1]原文どおりにしておりますが、「CSCC」は「CCSC(chronic central serous chorioretinopathy)」の誤記と思われます。ご確認をお願いいたします。

#2

SubLiminalレーザー療法の詳細

<p>SubLiminalレーザー療法の詳細</p>

Subliminalレーザーは、網膜疾患や黄斑疾患の治療で従来の連続波レーザーに代わる治療法です。 

 

従来のレーザーとは対照的に、閾値下レーザーによる治療では網膜に熱損傷は生じません。このことは、中心窩付近での治療が必要な場合に特に重要です。

 

このレーザー法は、中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)、糖尿病黄斑浮腫(DME)などの黄斑病変に対して、安全かつ効果的な治療選択肢であることが明らかにされています。

 

SubLiminalレーザー療法の詳細を知りたいですか。

 

専用ウェブサイト(www.subliminal-laser-therapy.com)をご覧ください。